RacemenuとCKでヘッドをリディアに移植する Skyrim Special Edition
リディアさん
Skyrimのヒロインと言えば、メインストーリーの序盤で従者となるリディアさん。
そしてダウンロードコンテンツの「ドーンガード」で登場する、吸血鬼のお姫様セラーナだと思われます。
人それぞれですが・・・。
僕はSkyrimを遊ぶ時、まずリディアさんと結婚し、セラーナ様に浮気するというパターンになってしまいます。
キャラクタークリエイト関連のMODはたくさんあり、髪の毛をホステスさんみたいにクルックルな感じにできたりもします。
しかしそれでは世界間を逸脱してしまうような気がする・・・。
この記事での目標は、世界間を逸脱しないようにリディアさんを自分好みにアレンジしてみること。
まずはバニラ(MODを導入していない状態)のリディアさん。
ホワイトランのドラゴンズリーチで兵士として働いていることもあり、男勝りで勇ましい姿です。
さまざまなMOD、ツールを使ってリディアさんを改造します。
リディアさん改造計画
やりたいこと
1、RacemenuというキャラメイクMODを導入し、リディアヘッドを改造する。
2、ヘッドのリテクスチャMODも導入する。
3、改造したヘッドのデータを保存して出力し、リディアさんの頭に挿げ替える。
あくまでバニラリディアさんの風味を残しつつ、バニラのヘッドパーツで改造していきます。
※髪型、ヘッドパーツ追加MODを導入する場合、NifSkopeというツールが必要となります。
※この記事では、髪型、ヘッドパーツの追加はしません。
Racemenuを導入
まずはキャラメイク画面を拡張し、より細かく各パーツを編集したり、ヘッドのプリセットデータをロード、セーブしたりできるRacemenuというMODを導入します。
下記NexusのURLから、Racemenuをダウンロードします。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/19080?tab=description
ダウンロードしたデータをSkyrim Special Editionのフォルダに入れるなり、MOD Organizer 2やVortexなどの管理ツールでインストールします。
日本語化データは下記URLにありますが、ヘッドパーツなどは簡単な英語なので、翻訳しなくても編集はできます。
https://skyrimspecialedition.2game.info/detail.php?id=19080
翻訳する場合、まずはinterfaceフォルダを作り、その中にtranslationフォルダも作ります。
そしてダウンロードして解凍したデータを、先ほど作ったtranslationフォルダの中に入れ、Racemenuをインストールした場所のDataフォルダ入れます。
※esm、espファイルなどが入っている階層です。
正しく導入できていれば、キャラメイク画面がRacemenuの画面に変更されます。
Lydia Face Preset
Racemenuを導入しました。
次はRacemenuでロードできる、リディアのヘッドプリセットデータMODをダウンロードします。
下記URLからダウンロードし、Skyrim Special Editionのフォルダや、MOD管理ツールなどでインストールすれば、Racemenuのノルド種族のプリセットに追加されます。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/1080?tab=description
バニラのフェイス、髪を綺麗にするMOD
あくまでバニラのフェイスパーツや髪を利用して、逸脱しないようにしたいです。
・High Poly Vanilla Hair:バニラの髪を綺麗にするMOD。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/41863?tab=description
・Total Character Makeover:バニラのフェイスパーツを綺麗にするMOD。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/1037?tab=description
この2つのMODだけでも、テクスチャが綺麗になり雰囲気が変わります。
Racemenuにて編集する
※Racemenuはコントローラだと操作しにくいため、マウスとキーボードで操作した方が良いです。
上記2つのMODでリディアさんを改造します。
化粧はすべて無くし、各パーツも少しだけ変更しています。
たぶん兵士は化粧しない!してる暇ない!
髪、瞳、肌の色などはバニラリディアさんのままです。
完成したらプリセットに保存しておきます。
そして半角/全角キーを押してコンソール画面を表示させ、spf lydiaなどと入力してnpcファイルを出力します。
最後にRacemenu画面右上の「Sculpt」を選択し、「Export Head」で編集したフェイスデータを出力します。
これにて編集作業は終了です。
Creation kit
Creation kitとは、Skyrimを開発したベセスダがMOD製作者のために公開している、MOD作成ツールです。
使うにはベセスダ公式ホームページでアカウント登録し、ページの下の方にあるBethesda Launcherをダウンロードします。
Bethesda Launcherをインストールして起動したら、左上の「すべてのゲーム」~「Creation kit:Skyrim」を選択し、インストールします。
インストールを終えて起動すると、script zipを解凍するか聞かれるので、解凍します。
1、Creation kitを起動し、画面左上のFile~Dataを選択します。
2、次にSkyrim esmとUpdate.esmにチェックを付け、OKを押してロードします。
※警告文が表示されますが、すべてOKを押していけば良いです。
ロードできたら、リディアさんのデータを探します。
3、Actorを選択し、FilterにHousecarlWhiterunと入力すれば、リディアさんのデータを探せます。
4、リディアさんのデータをダブルクリックし、Character Gen Partsタブを選択。
5、Importを押して先ほどキャラメイクにて出力したnpcファイルをを選べば、編集したリディアさんのヘッドが表示されます。
※画面下のPreviewでHeadにチェックを付けると右画面に表示されます。
6、Actorの編集が終わったらOKを押し、左上File~saveを選択します。
※このとき、リディア改造MODとして新しくEspを作るので、Lydia.espなどと入力して保存します。
最後にリディアのフェイスを出力します。
7、先ほど編集したActor(リディアの場合はHousecalWhiterun)をワンクリックして選択し、Ctrlキー+F4キーを押して出力します。
上記の手順を正しく行えば、リディア改造は成功です。
作ったespファイルを適応した状態でSkyrimを起動し、リディアさんのフェイスが変更されていればOKです。
顔が黒くなる場合は正しく出力されていません。
そして、新しく作ったEspで変更された箇所は英語なので、xTranslatorなどで翻訳すると良いです。
※ここで変更したのはリディアさんだけなので、リディアだけLydiaと表記されています。
最後に
フェイスの編集、出力、移植などの作業は非常に難解で、初心者であれば挫折する要素てんこ盛りです。
僕は数十時間と費やし、どういう構成で作業をすれば正しく変更できるのかを身につけました。
今回はバニラの髪、フェイスパーツを綺麗にする形で移植しました。
しかし新しくMODで追加したヘッドパーツや髪型を使っての移植となると、NifScopeというさらに難解なツールを使用しなければなりません。
非常に面倒な作業なので、公開されているMODで我慢できる人は、素直にそちらを選んだ方が手っ取り早いです。