日本語化、Modの導入方法 2021年 Skyrim Special Edition
この記事では、Skyrim Special EditionにMODを導入する方法を解説します。
MODとは、ユーザーがゲームに変更を加える改造データを公開したものを言います。
改造していいの?と思われる人もいると思いますが、SkyrimにおけるMODは開発会社であるBethesdaが公式に認め推進しています。
しかしMODを導入するときにつまずくポイントとして、様々な言語の人々がMODの制作を行っています。
そのまま導入を行ってしまえば、MODで変更された箇所だけ知らない言語になってしまいます。
そして、日本語でインストールしたSkyrimのデータでは、MODを動かすためのスクリプトツールであるSKSEが対応していないため、スクリプトを使ったMODは機能しません。
ますは日本語版Skyrim Special Editionのインストールをし、必要なファイルをバックアップ。
そして英語版Skyrim Special Editionをインストールし、日本語版からバックアップしたファイルで上書きするという形で、MODを導入することができるようになります。
最初は分からないため、脳みそがこんがらがって嫌になる作業です。
僕は過去なんどもMODの導入をして遊んできましたが、2021年現在は日本語化の手順が少し変わっていました。
日本語版Skyrim Special Editionのインストール
まず始めに、SkyrimSELocalizerのSE版をダウンロードし解凍しておきます。
次に日本語版Skyrim Special Editionをインストールします。
1、SteamライブラリからThe Elder Scrolls V:Skyrim special Editionを右クリックし、プロパティ~言語から日本語を選択してインストールします。
2、インストールフォルダを開き、DataフォルダからSkyrim – Patch,bsaとSkyrim – Voices_ja0bsaをコピー&ペーストし、最初に解凍したSkyrimSELocalizerフォルダの中に入れます。
※インストールフォルダが分からない場合、Steamライブラリの The Elder Scrolls V:Skyrim special Editionを右クリックし、プロパティ~ローカルファイルの参照をクリックすれば開きます。
※初心者の方は失敗した場合、またいちいちインストールし直さなければならないため、日本語版Skyrim Special EditionのDataフォルダごとバックアップをしておいた方が良いです。
3、日本語版Skyrimはもう必要ないため、ライブラリの The Elder Scrolls V:Skyrim special Editionを右クリックし、管理からアンインストールします。
4、 ライブラリの The Elder Scrolls V:Skyrim special Editionを右クリックし、プロパティ~言語からEnglish(英語)を選択し、インストールします。
5、 英語版をインストールしたら、SkyrimSELocalizerフォルダ内のSkyrimSELocalizer.batをダブルクリック。黒い背景が表示され、完了しましたと表示されれば成功。
6、SkyrimSELocalizer内のDataフォルダを、Skyrim Special Editionフォルダに上書きすれば、英語版に日本語テキストで遊ぶことができます。
日本語音声で遊ぶ場合
上記の方法ではテキストだけ日本語で、音声は英語です。
音声も日本語にしたい場合、まずはSkyrim Special EditionのDataファルダ内にある、Skyrim – Voices_en0.bsaをバックアップしておきます。
※このファイルは英語音声ファイルです。
※バックアップをしておけば、上書きするだけで日本語音声から英語音声に戻せます。
そしてSkyrimSELocalizerフォルダのSkyrim – Voices_en0.bsaを、Skyrim Special EditionのDataフォルダ内に入れれば日本語音声になります。
※海外のMOD製作者が制作した音声付きのキャラクターなどは他国の音声だったりするため、日本語の音声と他国の音声が混合しておかしな世界間になってしまい、没入感がそがれます。
※他の言語の音声の入ったMODを導入し、音声を統一したい場合は、あえて英語音声に日本語字幕で遊ぶ方が良いかもしれません。
日本語音声と外国語音声が混合しても気にしない人は良いですが・・・。
※Anniversary Editionからダウングレード
2021年11月12日から、最新版はAnniversary Editionとなりました。
Special Editionで作られたMODの中で、SKSE(スクリプト拡張ツール)を使うMODに関しては、正常に機能しないMODが大半です。
しかしSpecial Editionにダウングレードすることも可能です。
下記URLにて、ダウングレードのやり方を解説しております。
Skyrim Script Extender(SKSE)の導入
MODの中には、複雑なスクリプト(プログラム)で動くものも多々あります。
そういったMODをSkyrimで動かすために作られたのがSkyrim Script Extender(SKSE)です。
SKSEも必須と言っていいので、忘れずに導入しておきます。
https://skse.silverlock.org/
上記のページから、Current SE Buildのファイルをダウンロードします。
解凍したものをすべてSkyrim Special Editionフォルダに入れます。
これだけでSKSEで作られたMODも動くようになります。
MODを日本語に翻訳するツール「xTranslator」の導入
MODの制作は大抵英語で行われているため、導入したMODで変更されたところだけ英語になってしまいます。
没入感がそがれるため、英語で制作されたMODを自動、または手動で翻訳できるツール「xTranslator」を使います。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/134?tab=files
上記リンクのMODコミュニティであるNexusからダウンロードします。
※ログインしなければならないため、アカウントを持っていない場合は作らなければなりません。
解凍し、デスクトップやSkyrim SEツールなど分かりやすいフォルダを任意の場所に作り、その中に入れておくと良いです。
使い方
1、_MakeTranslations.batをダウンロードする。
2、Skyrim Special Edition~Data~Stringsフォルダ内に_MakeTranslations.batを入れ、ダブルクリックして実行する。
3、Translationsフォルダが作成されれば成功です。
4、xTranslator.exeをダブルクリックしてxTranslatorを起動し、SkyrimSEを選択します。
5、オプションを表示し、InterfaceをJapaneseにしてOKします。
xTranslatorを再起動すれば、インターフェイスが日本語になります。
次は外国語MODを日本語に翻訳する設定をします。
1、言語とオプションから、翻訳元言語をEnglish、翻訳先言語をJapaneseにします。
2、ゲームのパスの項目で¥Stringsフォルダを、Skyrim Special Edition~Data~Strings~Translationsフォルダに指定します。
プレビューのところが緑色になれば成功です。
3、「.¥stringsフォルダのstringsファイルのみ使用する」にチェックを付け、OKを押せば完了です。
MOD Organizer 2
少しのMODで遊ぶ場合、ダウンロードしたMODをインストールフォルダのData内に放り込むだけで良いです。
それが一番簡単です。
しかし色々なMODを比較して試したい!
そういったとき、Dataフォルダ内に放り込んだファイルを全て削除し、新しいMODを入れ替える作業は大変です。
MOD Organizerというツールを使えば、簡単にMODの適応、削除などが行えます。
※もう一つのツールとしてVortexというツールもありますが、僕はMOD Organizerに慣れているという理由でこちらを選びました。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/6194?tab=files
1、上記URLからダウンロードし、インストールします。
2、このとき、Skyrim Special Editionをインストールしたドライブと同じドライブに、MOD Organizer 2をインストールしなければなりません。
例えばSkyrim Special Editionをインストールした場所がCドライブな場合・・・
C:¥Modding\MO2と入力します。
※他のドライブにSkyrim Special Editionをインストールした(例えばDドライブなど)場合、最初のCをDに変更して合わせなければなりません。
※僕はゲーム用のSSD(Fドライブ)にSkyrim Special Editionをインストールしたため、F:¥Modding\MO2になります。
3、あとは全てNextで進めていき、インストールが終わったらMOD Organizer 2を起動します。
4、Creating a new instanceでは、下のCreate a portable instanceを選び、次にSkyrim Special Editionを選択します。
5、Link Mod Organizer with your Nexus accountの項目では、Nexusのアカウントがある場合、関連付けを行っておけば、簡単にMODのダウンロードなどが行えます。
6、registerではYesを選択すれば、Nexusとの連携でMODを簡単にダウンロードすることができます。
7、インストールできたら、上部タブのtools~Settingsをクリックし、Languageを日本語にします。
8、下の画像アイコンからINI Editorをクリックし、Skyrim iniの項目の【General】でsLanguage=ENGLISHになっていればOKです。
これでMOD Organizer 2の設定は完了です。
次はMOD Organizer 2を使って、Unoffcial Skyrim Special Edition Patch【USSEP】というMODの導入と翻訳をやってみます。
Unofficial Skyrim Special Edition Patch【USSEP】の導入
Skyrimは致命的なバグが多いことで有名です。
メインクエストが進まず詰んでしまったりとか・・・。
何十時間も遊んだデータが水の泡となってしまいます。
しかしUnofficial Skyrim Special Edition Patch【USSEP】を導入すれば、ほぼバグに悩まされずゲームを進めていくことができます。
MOD Organizer 2を使い、Nexusからインストールしていきます。
まずはMOD Organizer 2を起動しておきます。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/266?tab=files
1、上記リンクからダウンロードするところからですが、MOD MANAGER DOWNLOADをクリックします。
※NXM Link Proxyを開きますが?と出るので、NXM Link Proxyを開くを選択します。
2、MOD Organizerの右画面、ダウンロードの項目で、ダウンロードができていれば、正しくMOD Organizer 2とNexusを関連付けできています。
3、ダウンロードしたMODをダブルクリックし、好きな名前でクイックインストールできます。
4、左の画面にUnofficial Skyrim Special Edition Patchが表示されるので、チェックを付ければMODの適応ができます。
MODの適応は終わりました。
しかしこのままでは英語テキストのままなので、日本語に翻訳しなければなりません。
1、インストールしたUnofficial Skyrim Special Edition Patchを右クリックし、エクスプローラで開くをクリックすれば、インストールしたフォルダの場所を確認できます。
2、xTranslatorを起動し、左上のファイルタブから、Esp/Esmファイルを開くを選択。
3、先ほど調べたフォルダ内のUnofficial Skyrim Special Edition Patch.espを開きます。
翻訳されていないため赤い画面が表示されると思われます。
4、次にhttps://skyrimspecialedition.2game.info/detail.php?id=266のページから、翻訳ファイルをダウンロードします。
※、インストールしたUnofficial Skyrim Special Edition Patchと同じバージョンのファイルをダウンロードします。
※僕の場合は4.2.5bなので、翻訳ファイルも4.2.5を選びました。
※翻訳ファイルは有志の方が時間を割いて翻訳し、アップロードしてくださっています。
※感謝を忘れずに利用させてもらうことが重要です。
5、ダウンロードした翻訳ファイルを解凍し、xTranslator画面左上のファイル~翻訳ファイルのインポート~XMLファイル(xTranslator)(X)を選択。
6、先ほどダウンロード、解凍したXMLファイルを選択し、全て上書きにチェックをしてOKをクリックします。
7、赤色が青色に変わり、日本語に翻訳されていれば成功です。
※赤色の部分は翻訳する必要のない箇所、あるいはXMLファイルで未翻訳の箇所です。
8、xTranslator画面左上のファイル~Esp/Esmファイルの上書き出力を選択して保存します。
※選択により、バックアップも作成してくれます。
これにてMOD Organizer 2とxTranslatorを使ってのMODの適応、翻訳が完了です。
初心者の方にとっては非常に難解な作業だと思われます。
みんなおそらく数々の失敗をして扱えるようになっていきます。
Unofficial Skyrim Special Edition Patchを基礎とし、導入したいMODを選んで、上記の手順で追加していきます。
最後にMOD Organizer 2からSKSE経由でSkyrimを起動してみて、クラッシュなどの不具合がなければ成功です。
SkyUIの導入
SkyUIは主にUIなどを見やすくしたり、変更したり便利になるMOD。
特定のMODの設定などをゲーム内で管理できる機能もあります。
様々なスクリプトを使うMODでは必須なので、導入しておきます。
1、下記URLからMODをダウンロードし、MOD Organizer 2にてインストールと適応をします。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/12604?tab=files&file_id=35407&nmm=1
2、下記URLから日本語化データをダウンロードします。
※VRの場合は一番上、Special Editionの場合は真ん中です。
https://skyrimspecialedition.2game.info/detail.php?id=12604
3、ダウンロードして解凍したData内のInterface、scriptsファイルを、MOD Organizer 2でインストールしたSkyUIのフォルダに入れます。
※インストールフォルダが分からない場合、MOD Organizer 2左画面のSkyUIを右クリックし、エクスプローラで開くをクリックすれば開きます。
MOD Organizer 2からSKSE経由でSkyrimを起動してロードし、スタートボタン(Escキー)~システム~MOD CONFIGを選択、設定できれば導入成功です。
様々なスクリプトを使ったSkyUI対応のMODは、ゲーム内で設定をしていきます。
これにて基礎的なMODの導入は終わりです。