FNATASIANの冒頭をやってみた!

FANTASIAN
FANTASIANとは、ファイナルファンタジーの生みの親である坂口博信さんが制作、植松信夫さんが音楽を担当されたRPGです。
遊ぶには「Apple Arcade」を遊べるアップル製品が必要です。iphone、iPad、ipod touch、Mac、Apple TVのいずれかを持っていれば、月額600円で遊び放題のサービスです。
僕はこのゲームを遊んでみたいがためにApple TVを買いました。
「Fantasian」をやりたいのでApple製品を買う!
https://gamegasukinaotokonoblog.com/wordpress/wp-admin/post.php?post=1517&action=edit
今回はFANTASIANがどういったゲームなのかをレビューしていきます。

まず、FANTASIANの最大の特徴はジオラマです。冒険の舞台であるジオラマを制作し、その上でキャラクターを操作して進めていく形になります。
150ほどのジオラマはすべて手作りで制作されているそうです。少し遊んでみた感想としては、上の画像のように温かみのある建物という印象です。
主人公は白髪の青年「レオア」です。このキャラクターはトレジャーハンターみたいな雰囲気ですが、過去の記憶を失っているようです。

冒頭のシーン
工場のような場所でミッションを行っているようですが、その途中で記憶をなくしてしまう。記憶をなくす前にプログラムを書き換えて味方にしたロボットが教えてくれます。

ジオラママップはコロコロと自動で視点が変わるため、最初はどこに何があるのか分からない作りです。
「あっちに宝箱とかありそうだな」と道を進むと、コロッと視点が変わり宝箱などが隠されていたりします。

戦闘画面
戦闘はターン制のバトルで、右下に順番が表示されています。時間が止まるため、ゆっくりと考えながらバトルを進めていくことができます。
普通の攻撃は敵一体を対象としていますが、MPを使った「スラッシュ」というスキルを使えば、前の敵を貫通して後ろにいる敵にもダメージを与えることができます。
スラッシュは直線上の敵を攻撃できるスキルで、左スティックで放つ方向を変えることができます。上手いこと方向を合わせれば、複数の敵をいっぺんに攻撃することができます。
これが戦略性を生み出していくようです。
冒頭はチュートリアルで味方のロボットがサポートしてくれるため、そこまで難しくはありません。日本のゲームらしく親切に解説してくれます。

オーガナイズロボ
初のボスバトルはオーガナイズロボというやつ。両手に赤いエネルギーを溜め込み、次のターンで大ダメージを与えてきます。
一発目は味方の黄色いロボでバリアを張って防げますが、壊されてしまうため2発目は大ダメージを受けます。
一撃のダメージが大きいため、HPが減ったらポーションを使って回復します。黄色いロボは常にバリアを張っておけば、ポーションを使わずに済むかもしれません。

バトルは進み、柱を壊して敵にぶつけるという荒業で勝利しました。
しかし修理ロボが現れすぐに動き出しそうです。なので逃げます。
エレベーターを使い上層に上がるとセーブポイントがありました。
ヒールストーンというアイテムを持っている場合、セーブポイント限定でHP、MPを全回復できるようです。
見えにくいところに近づくと鍵のかかった宝箱を発見しました。しかし「機械の鍵」というアイテムが必要なようで開けられません。
ということはこのマップに後々訪れることができるっぽいです。メモを取り宝箱の位置を覚えておかないと忘れてしまいそうです。

少し進むと再度オーガナイズロボとの戦闘です。
偵察というスキルを使い、オーガナイズロボを調べることができました。FFで言うライブラです。
LV2
HP3500
攻撃力39
防御力17
各属性への耐性値
無属性100%
火属性100%
氷属性100%
雷属性100%
土属性100%
光属性100%
闇属性100%
※Absorbと書かれていた場合は吸収されてしまうようです。
状態異常への耐性値
ミスト:100%
呪い :100%
眠り :0%
毒 :0%
※このボスはアイテムは何も持っていないようですが、緑の手のマークが表記されている場合、スキル「盗む」で盗み取ることができるようです。
雷の攻撃であればダメージが150%のようですが、今は攻撃手段がないためひたすら物理攻撃です。

左腕は未修復の状態で追って来たようで、赤いエネルギーによるファイアレーザー攻撃は1発しか撃てないようです。
なので先ほどよりも弱体化しています。黄色いロボのバリアを張り、壊されたら再度張って極力ダメージを受けないようしていきます。
敵のHPを削っていくと機体が赤くなり、オーバークロック状態になりました。攻撃力が高くなったようです。
チュートリアル戦闘なのでそこまで難しくはありませんでした。無事勝利することができました。
しかし敵のロボットに囲まれピンチ。
レオアが持っているワープ装置を使い、助けてくれたロボ2体を置いてワープしました。

この世界は死械球というものに脅かされており、徐々に侵食されているようです。空に開いた穴から白い球体のものが降り注いでいます。
死械球は「邪神」なるものがもたらした天災と言われているようです。
レオアは工場で一体何をしていたのでしょうか?

エンの街
レオアは「辺境の街 エン」というところにワープしたようです。PVなどで見た街です。
街のいたるところに調べられるポイントがあり、アイテムやら、世界間を知ることのできる情報などを発見できます。
武器屋やアイテム屋で道具を揃え、街を見てまわっていると一人の男性から声をかけられます。
どうやらレオアと仲の良い人物のようですが、記憶を失っているので分かりません。
このおじさんはバーの主人で、オムライスが絶品。
レオアはどうやら死械化地帯と呼ばれる場所でお宝探しをしていたようです。
バーの地下には秘密の部屋があり、そこにお宝を溜め込んでいた模様。
この部屋は「プチ・トイボックス」と呼ばれるそうで、レオアのお父さん「バナード」が作ったアジトだったようです。
部屋には様々なギミックがあり、アイテムを頼りにレオアの記憶の手がかりを探します。
しかし自身が何者なのかは分からず・・・。

バーのおじさんの紹介で占い師の館へやって来ました。よく当たると評判の占い師のようです。
占い師オーウェンには一緒に住む女の子「キーナ」がおり、この女の子がヒロインっぽいです。
レオアは森で倒れていたが、キーナに救われてこの街にやって来たという記憶を取り戻しました。

サウンドノベルのようなシーンに移り替わり、レオア視点で「記憶」の回想が行われます。ロストオデッセイのような作りです。
「ハンナの旅立ち」とか泣きました。
記憶はいつでも見直すことができるため、飛ばしても平気です。

占いには相応のお金が必要なようですが、レオアにはありません。無駄足を踏んだので街へ引き返そうとすると、キーナが現れ事情を説明。
どうやら占い師オーウェンは「邪神ヴァム」という人物の命令で動いている模様。
ある日轟音が鳴り、邪神ヴァムから力を授かる。この出来事がきっかけで、過去や未来を当てることができる能力が身に付いたようです。
その評判を聞きつけ、金持ちがオーウェンの占いを求めるようになっていったそうな。
ここでキーナが仲間となりました。
キーナは魔法が使え、魔法は曲線を描いて敵を攻撃することができるので、戦略性が高まりそうです。

灯台に向かうと「シンデレラ三連星」というコミカルな人たちが登場。
なにやらレオアと因縁がありそうですが、記憶を失っているので何者なのかはまだ分かりません。

「金」が集められる森を灯台から眺めます。
キーナはこの森に住んでいたようで、この森に行けば「金」が手に入るそうな。
しかし死械球に侵食されてしまっているようです。
このジオラマも非常に綺麗です。

南の森
南の森へやってきました。キーナはここで占い師オーウェンに拾われ、今まで育ててもらったようです。
そこそこ進むとレオアが持っている機械「ディメンジョン」の用途を思い出しました。
この機械をONにしておけば、戦ったことのある敵を封じ込めておくことができます。

30体までは封じ込めておくことができますが、オーバーすると強制戦闘になり、封じ込めたすべての敵との戦いになります。
30体まで封じ込めなくても、任意のタイミングで戦うこともできます。
メリットとしては、一回の戦闘でひとまとめにして敵を一掃できるので、時間短縮になります。
序盤では敵が弱いため大丈夫ですが、敵が強くなったときにまとめて戦うとどうなるでしょうか・・・。

ところどころでイベントシーンがあり、キーナと育ての親であるオーウェンとの関係を知ることができます。
キーナは魔法を使う能力がありますが、上手く制御できないため人を傷つけてしまう事を危惧し、オーウェンと人里離れたこの森に住んでいたようです。
しかし人間という生き物の理解を深めるため、エンの街に移り住みます。
占い師という職業は様々な境遇の人物の喜怒哀楽を観察することができるため、森で育ったキーナは人間に対する理解を深めていったようです。

この森には「キー・バクロウ」というモンスターがおり、倒すと鉄の鍵を手に入れることができました。
早めに倒さないとメタルスライムのように逃げられます。
エンの街にいくつか鍵のかかった宝箱があったため、キー・バクロウを倒して貯めておくと、後々スムーズに宝箱を開けていくことができそうです。

奥まで進むとお目当ての「金」のなる木とのボスバトルです。
マネーマネーの木
両サイドに金の実がなっており、放っておくと大ダメージを与えてくるため、先に倒さないと危険です。倒しても時間の経過でまた実ります。
ファンタジーなモンスターです。

樹液溜めを使い、次の行動で樹液を吐きかけてきます。ダメージは大したことないですが、防御力ダウンの効果があります。
しかしまだ序盤なため、そこまで強敵ではありませんでした。目的の金貨を集めることができました。
キーナはこの森のことを知り尽くしているので、このモンスターを知っていたようです。たまに暴れるため、「おしおき」で痛い目を見てもらう方が良いそうな。
時間が経てばまた復活する木のようです。

エンの街に帰り、魔法の金貨をオーウェンに渡します。
過去を知るにはアイテムが必要で、手持ちの「謎の仮面」を差し出します。
しかし禍々しい空間に変わり、邪神ヴァムが現れました。
レオアのことを「略奪者」と呼んでいるので、何かを取り返すためにオーウェンを操ってこの時が来るのを待っていたようです。

バトルになりますが成すすべなくやられてしまいます。負けバトルです。
エリクサーを盗めるので、倒される前にレオアのスキル「盗む」で手に入れておくと良いです。
ピンチですが、キーナの謎の力が発動し、女神様のような人?が現れ守ってくれました。

邪神ヴァムを退けることができ、元の空間に戻る。用済みとなったオーウェンの力は失われたようです。
レオアもキーナも不思議な力を持っており、特別な運命を持っているので旅に出ろと。
レオアの記憶を取り戻していき、キーナの運命を探っていく物語になりそうです。
バーのマスターと話し、エンの港に停泊している「豪華客船ウズラ号」に乗りこみ、次なる冒険へ・・・。
感想
冒頭を2時間半ほど遊んでみましたが、丁寧な作りのゲームといった感想です。
各ジオラマが非常に綺麗で新鮮。
バトルはスムーズに進み、ディメンジョンシステムがあるのでまとめて戦えるのもダレずに遊べる良い点だと思います。
ストレートに邪神ヴァムがラスボスとなるのか、それともさらなる黒幕がいるのか・・・。
植松信夫さんが作曲されたゲーム音楽は、月額制のApple Musicで聴くこともできるようです。
https://music.apple.com/jp/album/%E6%A4%8D%E6%9D%BE%E4%BC%B8%E5%A4%AB-%E5%9D%82%E5%8F%A3%E5%8D%9A%E4%BF%A1-%E4%BD%9C%E5%93%81%E9%9B%86-music-from-fantasian-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF/1576490134
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