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アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1を塗る!

最近グラフィックボードのファンがうるさい

前回CPUやグラフィックボードのグリスを塗り替えてから1年半ほど経ちました。最近重いゲームをしているとグラフィックボードのファンがうるさくなった気がします。そして温風が出るので部屋が暑くなります。

これから暑くなってくるのでそろそろ自作PCちゃんを掃除し、CPUやグラフィックボードのグリスも塗り替えて綺麗にしようと思います。

現在のスペック
CPU:Ryzen 5 1600
GPU:RTX 2060
メモリ:16GB

オーソドックスなスペックですがそこまで良いかと言われれば微妙。

FF14やドラクエ10を遊ぶ上では十分なスペックですが、FF15やウィッチャー3、ARKなど重いオープンワールドゲームを高解像度、高品質設定にすると少し心もとないのかなと思います。

Ryzen 5 1600はコストパフォーマンスに優れたCPUですが、ZENシリーズの1世代目なのでライバルであるインテルのCoffee Lake世代、同価格帯CPUと比べてゲーミング性能は劣ります。

ZENシリーズの第二世代、第三世代ではゲーミング性能もインテルCPUと同等かそれ以上となり、AMDさんに革新的な技術の進歩があったようですが、このご時世なので2021年5月現在は少し高騰しています。

おそらくCPUが足を引っ張っている気がしますが、それでも満足しているのでそこまで気になりません。

いつになるか分かりませんが、いずれは価格が落ち着いてくると思うので、その時になったら新しめのZENシリーズを買いたいと思っています。

AMDのCPUはマザーボードのソケットの規格が変わらないのも魅力です。

インテルのCPUはソケットの規格がコロコロ変わってしまうため、CPUのグレードアップをするにはマザーボードも買い替えなければならなくなるのが辛いところ。

話がそれましたが、PCの掃除とグリスの塗り替えをやっていきます。

塗り替えるグリスはAmazonレビューで良く冷えると書かれていた「アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1」です。

このグリスは熱伝導率が16W/m・Kと高いですが、ナノダイヤモンドグリスは硬度があるので塗りにくいそうです。

お湯に浸しておけば温まってグリスが柔らかくなり、塗りやすくなるそうです。

PCケースのふたを開けると結構なほこりがたまっておりました。

マスクをしてほこりを払い、ある程度綺麗になりましたが、精密機械であるがゆえ力を入れて拭くことはできないので、エアダスターを買っておけばよかったと後悔しています。

CPUのグリスの塗り替え

まずはCPUからグリスを塗り直そうと思います。

CPUファンを外すと、1年半ほど塗り替えてなかったのでグリスがはがれていました。

これではちゃんと冷えるわけがありません。

古いグリスは簡単に拭けませんが、無水エタノールをティッシュなどに浸してから拭くと綺麗に取れます。

かっこいいRYZENのロゴがお目見えしました。

CPUクーラー側にも古いグリスが付着しているので綺麗に拭きとります。

AMDのCPUはピンがCPU側についているので折れやすいです。

なのでマザーボードから外さない方が良いです。

インテルのCPUは逆にマザーボード側にピンがついています。

アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1を塗っていきます。

塗りにくいと書かれていたので上手く塗れるかビクビクしていましたが、お湯で温めてから塗ったので塗りにくさは感じませんでした。

CPUファンを取り付け、CPUグリスの塗り替えは完了です。

はたして起動してくれるのか心配ですが、グラフィックボードのグリスも塗り替えようと思います。

現在使用中のグラフィックボードはRTX2060です。

少し前まではそこそこ良いグラフィックボードでしたが、現在では中途半端な性能です。

FF15のベンチマークソフトでフルHD、フルスクリーン、高品質の設定でスコアは5798、評価はやや快適でした。

FPSも重いシーンでは45、軽いシーンでは60の辺りで推移しています。

CPUがRyzen 5 1600で足を引っ張っている気がするので、ZENシリーズの第二世代、第三世代を買えればもう少し良いスコアをたたき出すと思われます。

グラフィックボードのグリスの塗り替え

僕が気にしているのはCPU、グラフィックボードの温度です。

アフターバーナーで計測すると両方とも80℃前後まで上昇しています。

グラフィックボードはどうしても80℃を越えてしまいますが、CPUはグリスを塗り替えればもう少し冷えるのではないだろうかと期待しています。

そんなRTX2060ちゃんですが、こちらもドスパラ中古で買ってから半年ほど経ったのでついでに塗り直します。

グリスも余っていますし。

ネジを外してヒートシンクも外すと中身がお目見えします。

もっと汚れているかなと思いましたがそこまでほこりが付着していませんでした。

古いグリスを無水エタノールを浸したティッシュで拭き取り、アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1を塗っていきます。

SWEETECHの熱伝導シートも配置。

熱伝導率が6.0 W/mkのシリコンパッドです。

はさみで簡単に切れるので、大まかなサイズに切ってヒートシンクと接触する部分に乗っけていきます。

このシリコンパッドを乗っけるのを忘れるとちゃんと冷えてくれませんし、最悪熱暴走でクラッシュしてしまうかもしれません。

FF15ベンチマークソフトで試運転

グラフィックボードのお手入れも終わったので、ヒートシンクを取り付けてマザーボードに取り付けます。

これにてCPUとグラフィックボードのグリスの塗り替えが完了しました。

しかしちゃんと起動してくれるのか心配です。

youtubeの吉田製作所さんのように「ダメです」とならないことを祈ります。

毎度毎度PCちゃんの掃除をした後は不安になりますが、ちゃんと起動してくれました。

早速FF15のベンチマークソフトで計測します。

CPUやグラフィックボードを取り換えたわけではないので、FPSが上昇するといったことはありません。

しかしCPUの温度が最大でも67℃ほどまでしか上昇しません。グリスの効果は絶大です。

計測結果ですが、掃除をする前は5798だったのに対し掃除、グリスの塗り替え後は5824とほんの少しだけ上昇。

これは計測するたびコロコロ変わる誤差の範囲内で、グリス効果は関係なさそうです。

アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1を塗ってみた感想ですが、グラフィックボードは重いゲームであればどうしても80℃ちょいまで上昇してしまいます。

しかしCPUに関しては絶大な効果がありました。

と言っても塗り直す前はCPUのグリスが剥がれていたので、どんなグリスを塗っても結局大差ないとおもわれます。

PCちゃんのお手入れが済んだので気分が清々しくなりました。

CPU温度が下がったため、負担が軽減されると思われます。